バタフライ・スロットル・タイプの特徴は、他の2タイプのキャブレターとは違って、ベンチュリー径を変化させないという特徴があります。
「バタフライ」はハエという意味で、スロットルバルブが楕円形のため、その開閉する様子がハエの飛ぶ姿に似ていることから、この名前がついたといわれています。
バタフライ・スロットル・タイプは、スロットルを全開にした場合には、高い性能を発揮するのですが、一方で、低速での走行時には、もたつく感じ、トルク不足などが起こることもあります。
ハーレーのモデルにも、ハーレー純正パーツとして採用された歴史もあるバタフライ・スロットル・タイプのキャブレターですが、常にスロットルを全開にして、走行するわけにもいかない道路事情もありますので、このタイプを選ぶかどうかは、よく考えましょう。
ハーレーの社外チューニングメーカーとしてその名を知られる「S&S」が、「ショーティー」と呼ばれる、ベンチュリー径の短いタイプを発売しており、このタイプを好むハーレーオーナーも多いです。